カウンターから
先日12月19日に見学会を行いました
来ていただいた方に
このカウンターで家主の入れたコーヒーを飲んでいただき
いろんな話をさせていただきました
家の工事の説明は家主にお任せして
ぼーっと座っている幸せな時間でした
カウンターについての物語をお話しして
この家の設計監理の仕事を終わりにします
田の字型の家は屋根を支える梁の下に
黒い大きな梁=厚鴨居が設置され
そこに障子やふすまが入って空間を構成しています
そのまま6畳や8畳の部屋として使う場合は良いのですが
広ーく使いたい場合は視覚的に邪魔になります
補強をしながら厚鴨居を取り除く
ここが古民家を新しく生まれ変わらせるときの醍醐味です
30センチの梁成のある木材なので
育つにも時間がかかってます
広島では地松が使われていることが多いようです
本当に使えるか削りだして木目を確認
虫に食われている部分ありました
すべてを削りだして
使用する材料を
工務店さんの作業小屋にて決定
現場に持ってきて
木目の並びをみながら工事を行ってもらいます
時間をかけて育ち
時間をかけて使われたものを
さらに手間をかけて再生
厚鴨居のセカンドライフです