床のメンテナンス 20年前設計事務所を始めたころ お年寄りから縁側の床板を米ぬかで磨くという話を聞いた そのころは大変な作業をするもんだなと思っていたが 無垢の床板の家に住み始めたら 床の汚れをやすりで除去してオイルを塗ることが普通の作業になった 手間をかけて住んでいける家には愛着がわいてよいものだ 段々と年を重ねた味わいがでてくる 床のメンテナンス作業も木の硬さ・塗装の具合で違うのでは 絵画になっている床は固く・膜をはる塗装でしょう 家の中で靴を履く・脱ぐ文化で木の感じ方も違うものです 素足で無垢の床板を歩く心地よさは万国共通だとおもいますが オルセー美術館 カイユボットの絵