料亭三宜楼見学 壱岐島と広島を車で往復するので その途中の門司港にて 門司の繫栄の象徴的な建物 1931年に建てられた 延べ床面積1200㎡以上 木造3階建ての料亭建物を見学 門司の栄町銀天街からの坂をぼのり 石積の高台の上に建築されました 窓から門司港駅や港が見えたことでしょう 建物の二階部分には 百畳間という大きな空間があることが どのような構造になっているか 見学前に気になってました 短い方向で4間(畳長手4枚)梁がとんでいる 模型から外壁面に横架材が2本あることから ここにトラスのようなものが 組まれているのだと想像できます 館内に設置してある断面図面を見ると 百畳間の上の三階の床は 他の部分より高くなっていたようなので その中で架構が組まれていることでしょう 建築基準法制定前ですが 多数のものがとおるであろう 廊下や階段は広くとってあり 明確な動線でした 2005年に解体の危機が起こり 地元有志が立上り保存へ向けて動きだしたそうです 既存の建物を最大限生かすための 柱・梁の追加部分は もともとの広さがあるため気になりません 床壁部分も合板で強度を持たせる補強中でした 門司の中で何を残すのか明確にして 保存が行われていることに好感をもちました カメラの調子が悪かったので 九州に行くときは再度撮影によせていただく予定です