改装の時期:あさおか台の家
写真の外壁のひびは
2001年の芸予地震の時にできたもの
私は事務所を開設したばかりで
あまり知識もなかったため
内部や屋根に変化がないことを良いことに
そのままに
ひびにコーキングをしただけで済ませていた
祖父祖母82・81才の春
1回目の改装チャンス
2012年
窓の向こうの浴室の換気扇から
水が滴り始める
2階への給水管の劣化
ピンホールができていた
在来工法のお風呂からUBに
全ての住設をその時にやり替える
この時祖父祖母は93・94才の春
家にずっといることが増えていた
この時期に足場を組むのはためらわれた
同居する母にこれからのことを聞くと
まだ先のことは決められないと
最小限の工事にすることに
2回目の改装チャンス
100才まで生きた祖父祖母の家だったため
だれが支払うのかと
相続はだれがするのか等考えると
そのままという選択に
外壁はすでにぼろぼろに
改装の時期はとっくに過ぎている
祖父祖母も他界して
相続も私がしたことにより
家の管理をしていかなければいけない立場に
コロナで母は家にいることが多くなったので
庭に好きな木を植えて楽しめるようにしたところ
老後もこの家に住み続けたいと
母81才の初夏
やっと改装開始です
夏は避暑に姉の住む釧路へ行くので
その期間でできるところまで
建設当初は屋根は軽いコロニアル葺き
その後瓦を上からかぶせて施工
竣工後
荷重が増えたことにより
家にゆがみをもたらしているよう
この家の将来はわからないけど
母がこれから20年住むのに
快適に楽しく暮らせるような改装を