余分な部屋 家の中でも 私的な部分と公的な場所のグラデーションがあってよいと思う 現状は寝室とリビングという 超私的な場所と超公的な場所 それ以外に中間的な場所はあまりない なんでも使える場所をつくることが 公的にも私的にも使えるばしょがあると いろんな広がりを感じることができるのではないでしょうか
女ひとり、家を建てる 『女ひとり、家を建てる』 久々に行った本屋で手にしました 作者はツレヅレハナコさん 『食べること・飲むこと』好きな友達たちが インスタをフォローしていることでお名前は知っていました *** 設計者として家を建てることに携わっているので 施主側の家づくりについて感覚を知りたかったので 本を読み始めました *** 『この世にこれほど楽しいことがあったのか』と 私もそう思います 自分らしく生きるために自分の栖をつくること 『買いたい』でなく『作りたい』と思ってる方には ぜひ読んでほしい *** 私も10年以上前に女友達と自分の家を建てました それからの生き方にこの家・この場所は大きく影響を与えてます *** 自分のつくりたいを支えてくれる 設計者・工務店に出合えることが大切です 言葉が通じる人を探す まずはいろんな人に話をしてください これからの生き方と家をどう考えていくのか レフトハンズもお手伝いさせていただきます
まちと庭と家 都市と田舎 日本ではのんべんだらりとつながっていく まちのルールがそのまま田舎にも浸食していく 田舎の庭のある家の中に 不動産屋が開発したミニ開発を見かけることがある 土地も売り物 買える値段に設定 と不動産屋は言うでしょう 家と庭の関係を大切に暮らしてきた場所は 家と車の関係に 土地を大きく分譲すればよいだけなのに 土地の値段で苦しめられ豊かな住環境が生まれない どんな生活をめざしているのか今の社会は
L+DK 私が育った家 ダイニングキッチンとリビングは別の部屋でした リビングについては時代によりいろんな場所に変わりました 父が設計した家ですが この使い方がすごく日本的だなと思います 火があった場所以外はどこでもどのようにでも過ごせる LDK+個室というのはマンションの間取りによく見られます ついでに建売にも キッチン・ダイニング・リビングの使い方を整理すると 自分たちの間取りが作れると思います photo:緑井の家 キッチンからダイニング
注文住宅(オーダーメイド) 注文住宅という言葉は 不動産・工務店でもつかわれていますが 設計士が入って設計しているのだろうと思います * * * 建築設計レフトハンズに仕事をご依頼いただきたい方は 服で言うと ブランドよりもノーブランドが好きな方で 着まわしでかっこよくできる方 もしくは 自分で服をつくってしまうような方 * * * 『家を建てる』工務店さんや大工さんの仕事の前に 『どんなものを建てる』 注文の内容を明確にしていくことが必要 それが設計事務所の仕事です * * * ・間取り ・デザイン ・素材 ・設備 ・構造 ・断熱・気密 いろんなもので空間が成り立っています 予算の中で配分のバランスを取ります ⇒ハウスメーカーはどれかに特色をもたせようとしています ⇒建売は買いやすい価格を目指しています ⇒設計事務所はデザインを優先すると思われていることが多々あります * * * あらゆるものが手に入る今の日本で 打合せを重ねていくなかで 自分のオーダー表が出来上がっていくのです 自分のつくりたいものをつくるために 設計事務所を活用してください
宮脇檀の住宅設計テキスト 他人の書いた家の図面を見る機会があり 設計者としての自分の家づくりに くせやルールがあることに気が付いた こちらの本は設計者が長年多数の住宅を設計したからこその 大切なルールを写真・図面で紹介してくれる たくさんの間取りが載っているので それを見ているだけで楽しめる
廊下 廊下は移動するための空間 住宅の設計でも時々出現しますが できるかぎりなくすようにプランニングしていきます 居室の空間が広いほうがいいですよね ただ写真のように広く明るい廊下であれば なんにでも使えます 移動をどのようにつくるかが設計の腕の見せ所
CASBEE(キャスビー) CASBEE Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiency 建築環境総合性能評価システム 家や建物を建てるときにどれだけ環境に配慮できているか評価するシステム 資格は取ったものの利用してことはありませんが 家を新築するときに次のような視点はやはり大切です 建築基準法に適合しているのは最低限ですから 家を建てるときCASBEEの次の視点を すこしでも取り入れましょう ・室内環境を快適・健康・安心にする ・長く使い続ける ・まちなみ・生態系を豊かにする ・エネルギーと水を大切につかう ・資源を大切に使いゴミを減らす ・地球・地域・周辺環境に配慮する
アプローチ 橋を渡って 門をくぐってと 神社仏閣などは 敷地入り口から本殿に向かうまでを計画がしてあります 家を建てる場合も 玄関よりもまだ外側のアプローチの計画は必要です まちとの距離感 駐車場との関係 植栽・お庭などの関係 一番最初の配置計画で決めていきます photo:東福寺
無断熱な寒さ 実家の建物は50年前に住宅メーカーで建てた家 もちろん無断熱 断熱・気密は一切考えられていません お正月久々に泊まってみたら 底冷えの寒さのせいもありますが ひと昔前の家の寒さを体験 あたためる先から冷えていくような 断熱の大切さを感じるお正月でした あたたかい服が売れるように あったかい家も売れるだろうな 服は着替えることできるけど 家はオールシーズン快適でないと 断熱のグレードは今は選ぶことができますよ photo:ウールブレス(羊の毛)の断熱材