解体開始:己斐の家
生活道路に面した
外部ブロック塀を一部撤去することから
解体工事が始まりました
車の交通量も多いし通学路なので
ガードマンを要しての工事となります
つづいて行われる
建物の解体工事の準備として
ガスを切り離し
キッチン・洗面台・便器などの住設を給水から切り離します
既存住宅で使われていた
障子などの木製建具は
改築後も補修して使う予定です
現場で保管ができる場所が確保できないので
建具屋さんが取り外しされて保管されます
今回の解体工事は2段階にわけて
まずは解体専門業者
ブロック塀・屋根(屋根下に土)及び減築部分などの解体
次に木に関わる部分は大工さん
柱・梁などの構造体
長押などの造作材など
再利用できるように取り外していただきます
その前に現場監督が
壊す部分と残す部分の支持のテープ貼りと養生をされています
欄間(ランマ)建具も取り外して保管
通風のために開け閉めができるようになっています
(一部は造作材の変形により取り外し不可でしたが)
扇の形などの塗回しの開口部が現れました
採光・通気という機能に
意匠性を持たせた明り欄間
現在の建物の物差しである
断熱・気密に当てはめると
必要のないものですが
職人さんが家つくりを楽しんでいた時代の空気を
ここから50年も楽しんでいけるものにしように
改築していければと思います